フランソワ・アラゴ

フランソワ・ジャン・ドミニク・アラゴは、1786年にフランスに生まれた数学者で、同時に物理学者でもあり天文学者で政治家でもある人物です。最初に残した実績は子午線の測量でした。これは、1804年に経度局の一員になってまもなく与えられた仕事で、ピエール=シモン・ラプラスの指揮の下、ジャン=バティスト・ビオとともに研究を行っていました。そしてスペインへ移動し、研究を進めていたのですがフランス軍によってスパイ行為であるという疑いをかけられ、困難を強いられました。それでも苦難を乗り越え、帰還後すぐに調査記録を経度局に提出すると、科学アカデミー会員に選ばれたのです。蒸気の温度と圧力、および音の速度について研究をするなど、さまざまな成果をあげました。電流による鉄の磁化や、回転磁気を発見し「アラゴの回転盤」を考案したのです。1825年にイギリス王立協会から「コプリ・メダル」を授与され、1830年にピレネー=オリアンタル県から下院議員に選ばれるなど、政治家としての活動も行った人物です。