ゲオルク・クライゼル

ゲオルク・クライゼルは、算術の命題に関して、選択公理を使った証明があればそれを使わなくても証明できるという「ゲーデル、クライゼルの定理」を考案した人物で、1923年にオーストリアに生まれました。ユダヤ系家庭で育ち、第二次世界大戦をきっかけにイギリスに送られ、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学しました。そこで数学に没頭し、哲学者のウィトゲンシュタインから才能を高く評価され、1944年には学士号まで取得するほど開花したのです。その後、数理論理学の研究を始め、アメリカに行きました。そして、スタンフォード大学の教授を務め、マイケル・ビーソンなど多くの優秀な弟子を輩出したのです。また、1955年にプリンストン高等研究所に招かれた際に知り合ったクルト・ゲーデルとは意気投合し、クルト・ゲーデルが唯一、心を許したのがゲオルク・クライゼルだったと言われています。